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そうなんですよね。岡田さんは不思議なお話をどんどんかける現代の語り部のような方ですね。それぞれのお話もとてもすばらしいですしね。
岡田さんはよく教室ものを書いていますが、教室ものと言えばこの作品をテレビドラマ化して欲しいのです。大石真の「教室二○五号」(1969)です。これは以前にも書きましたがご容赦ください。
5時間目体育の時間になり、高山友一は用具を用具庫で準備していた。そこへ田口健治がやってきていきなり邪魔をし始めた。健治は、3時間目の算数の時間に問題の答えを友一に聞いたが教えることを拒まれたことを根に持っていたのだ。健治に不自由な足の悪口を言われて友一は泣き出してしまった。授業が始まっても友一は暗い用具庫の中でずっと泣いていたが、しだいに用具庫の中のものに興味をひかれ始めた。そして床の板が一枚はずれているのに気がついた。おどろいたことにその下に階段がありその奥に戦時中の防空壕が残っていたのだ。さらにおどろいたことに、そこには2年生の吉川明という子がいたのだ。その子は友一のクラスで不良と呼ばれる滝洋太と親しいという。友一・明・洋太・健治の4人は防空壕を「教室二○五号」と名づけ、友情をはぐくんで行くが・・・・
多くの社会問題を抱えた1960年代を懸命にきる少年たちを描いた作品です。映画にもなりました。残念なことに受験戦争・交通問題・ニグレクト・青少年の家出などの当時の社会問題は過去のものではありません。それだけに今の時代設定でテレビドラマ化して欲しい作品です。
吉川明は途中で交通事故のため絶命してしまうのです。明がひとなつっこくて純真な子だけに悲しいです。その当時作者がそこまでのシチュエーションを設定してまで訴えたい過酷な現実があったのでしょうけど、テレビドラマ化するならそれだけはどうにかねえ・・・と思ってしまうんですよ。
悲しい話ですが説得力があります。
友一はどこからか、明の声がきこえたような気がした。
「雨がふっても、はれているものなあに。おにいちゃんわかる?」
友一は目じりが熱くなった。
明日
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